【老後破産の現実】住宅ローンで自己破産!実際の体験談|あさイチ

住宅とコスモス

あさイチで「今が大事!老後破産を防ぐには?」という特集をしていました。

実際に、老後破産をされた方のインタビューや、住宅ローンの専門家の方の話がとても参考になります。と、いうのも、わたしたちも将来的に住宅購入を考えており、休みの日に分譲マンションを見に行くなど、住宅ローンの勉強中。

購入する前に、冷静になれるようまとめておきます。

【実例】老後破産した Sさん(70歳・女性)の場合

古い住宅

マイホームを失って、県営住宅で一人暮らしをしているSさん(70歳・女性)。

Sさんは今年6月、脳梗塞で倒れました。手が動かず、以前のように料理することができません。そのため、宅配などのお弁当に頼らざる終えない日も。

節約に努めていますが、1ヵ月で28,000円ほど、食費にかかってしまいます。

老後破産後のSさん 1ヵ月の生活費

Sさんの家計簿

支出83,000円に対して、収入は年金の80,000円。

わたしが一人暮らしをしていたときも毎月10万以上、支出があったので、決して無駄遣いをしていない最低限の生活を送っているのだと思います。

さらに、Sさんは借金をかかえています

飲食店

かつてSさんは、夫婦で小さな飲食店を経営していました。ところが、夫が重い病気になり、店は廃業。Sさんは、百貨店や保険会社など、外で働くように。

そのときの年収は500万円。月に1度、夫婦で外食をすることを楽しみに働いていました。

50歳のときに、3,700万円のローンを組んでマンション購入

マンション

50歳のとき、3,700万円のローンを組んで念願だったマンションを購入。

月々のローン返済額は、12万円。30年のローンで完済は80歳の予定でしたが、「以前、賃貸に住んでいたときの家賃は10万円だったので、そのくらいだったら支払っていけると思っていた」と、考えていたそうです。

万が一、住宅ローンの支払いができなくなったら売ればいいと思っていた

お金

住宅ローン支払いができなくなったら、売れば良いと思っていました。

Sさんは、そのときの心境について、「80歳まで、購入したマンションに居るつもりはなかった。いつか、売ろう売ろうというのも考えにはありました。」「購入時と差のない金額で売れると思っていましたよ。良い方にしか考えないから。」とこたえています。

5年後、返済額は15万円に上がりましたが、支払いは順調でした。

58歳で定年退職。ここからSさんの計算が狂いだします

老後の生活費

今まで順調だった、Sさんの計算がくるいだします。58歳で定年退職した後、仕事を探しますがパートタイムの仕事しか見つかりません。収入は、月6万円に。

収入は夫婦の年金を合わせても220,000円。以前の、半分ほどに減りました。

収入が減っても、ローン返済は150,000円のまま。生活費には、70,000円しか残りません。

生活が苦しくなり、マンションの売却を決意

一万円札

ぎりぎりの生活を続けていたSさんですが、4年前、ついにマンションの売却を決意します。

2回目の誤算!マンションが想定していた金額で売れなかった

見積書

マンションの売却を決意したSさん。ところが、再び誤算が。

売値が買値の半額以下しかつかず、1000万円の残債がでてしまいました。

そのときのことを、Sさんは「(返済が)1ヵ月遅れると、すぐ催促がきますので手紙がきたりすると、ああ、どうしようと、その都度思って。」「ちゃんと計算ができていなかった、あまり考えていなかった。」と振り返っています。

さらに続く不運!離婚と脳梗塞

ボロアパート

不運は続きます。マンション売却後、夫とすれ違いが多くなり離婚。

さらに、今年の脳梗塞によって、パートの仕事もできなくなりました。

現在、Sさんは自己破産の申請中です

仕事ができなくなり、借金を支払うこともできません。今、Sさんは弁護士に相談して、自己破産を申請中をしています。

Sさんには、既に嫁いだ娘さんがいるのですが、迷惑をかけたくないという思いから、ぎりぎりまで相談することができなかったそうです。

老後破産!Sさんは何がいけなかったのか?

あさイチに出演していた不動産コンサルタントの方は、老後破産について「Sさんのケースのように、住宅ローンは79歳までくむことができるので、マンションを購入するときは何とかなると思ってしまって、60、70代になったときに何ともできなくなり、競売で家が売られてしまって住むとこがなくなってしまうという相談が急増しています。」とコメント。

老後破産したSさんが、後悔していること

Sさんが自身の体験をもとに、こうすればよかったと思っていることは2つ。

  • 老後の収入とローン返済を考えておけばよかった
  • 売り時や売値を把握しておけばよかった

破産を防ぐためには、どうすればいいの?不動産コンサルタントの方のアドバイス

住宅ローンをくむときのポイント

住宅ローンを組むときのポイントは3つ。

  • 頭金は2割
  • 返済は手取り年収の2割
  • 退職する60歳までに完済

住宅費というのは、毎月固定でかかる出費。収益を生むモノではないので、ローン返済ができなくなったら売ればいいという考えは捨てた方がいいですね。

一般的には、毎月の住宅費は年収(手取り)の3割以下にするべきだといわれることが多いのですが、修繕費、固定資産税、管理費など追加でかかるようになることを考え、2割以下にしておくのが堅実だそう。

また、老後破産の相談に来る人で多いのは、退職金で完済しようと思っている人。退職金を、ローン返済につぎ込んでしまって、生活費がなくなり、破綻というケースも。

マンション購入を検討中だった、わたしが感じたこと

じつは、先週、分譲マンションを見に行ってきたばかり。不動産会社の方にローンの返済シュミレーションをしていただいたり、私たちの年収や貯蓄でどのくらいの物件なら手が届くのかなど話を聞いてきました。

わたしたちのマンション購入は、不動産会社にとって、仕事。契約できなければ、お金になりません。なので、基本、支払いについても客を安心させるような、いいことしか言いません。

それが分かっていても、ホテルのようにディスプレイされたモデルルームを見学をさせていただいて、「あなたなら買える金額です。買えない人には、勧めませんから!」「住まなくなったら、貸して家賃収入で返済できます」とか言われたら、夢を見てしまいそうになります。

実際、わたしも、モデルルームが素敵すぎて、「賃貸に住み続けると、家賃を払い続けることになるので、マンションを購入した方がきれいな家に住めるし、夫が転勤になって手放すことになっても、売れば良いよね」と、夫と話すほど。高い買い物なのに、「なんとかなる」と根拠のない自信があり、まともに計算できなくなっていました。きっと、Sさんもそうだったのでしょうね。

書類作成の待ち時間に、実際にマンションの購入を決めた方が書いたアンケートを見せていただいたのですが、「マンション購入を迷っている方へのアドバイスは?」という項目に、「男気!」「勇気」と記入している方が、結構いたので、そこで、冷静さを取り戻しました。

大きなお世話なのは承知のうえに、数分前までの自分を棚にあげて、「勢いでマンション買ってこの人たち、大丈夫か」と。おかげで、マンション熱が冷めました。お金やローンの勉強をして、本当に大丈夫だと思えるようになったら、また検討したいと思います。

参考番組情報

あさイチ

参考:https://www.nhk.or.jp/asaichi/

NHK あさイチ

番組名 NHK あさイチ
放送日 2015年12月2日放映
詳細 今が大事!老後破産を防ぐには?
専門家ゲスト:藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表理事)、高橋愛子さん(不動産コンサルタント)、横山光昭さん(家計再生コンサルタント)

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