「所有欲に支配されることが、いかに愚かなことか」ムヒカ氏の言葉が心に響く

直撃LIVEグッディ!で、先日、来日したホセ・ムヒカ氏の特集をしていました。物に支配される、所有欲に支配されることが、いかに愚かなことか、心に響く言葉がたくさんあったのでまとめます。

ホセ・ムヒカ氏について

ホセムヒカ

参考:https://www.youtube.com/watch?v=YRKUA6pjbiY

来日(2016年4月)

2016年4月に来日。東京外国語大学の府中キャンパスで講演、広島訪問。

世界で一番貧しい大統領

先週火曜日に初来日し、各地で大きな歓迎を受けている南米ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏(80)。

大統領任期2010年〜2015年。大統領時代、給与の大半(毎月約100万円の給与の9割)を施設などに寄付し、国民と同じ感覚でいたいと言う思いから中古のドイツ車を自ら運転。贅沢な豪邸に住まず、質素な田舎暮らしを貫いています。

そのことから、「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれるように。

心に響く、ホセ・ムヒカ氏の言葉・名言

貧しい人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、いくら(物が)あっても満足しない人のことだ

ホセムヒカ

参考:http://www.webdice.jp/dice/detail/3584/

2012年、ブラジル・リオデジャネイロ、国連持続可能な開発会議での言葉。

「貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ。」

日系ユースネットワーク総会長の打村明氏が全文翻訳し、自身のブログ(参考:http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/)で公開しています。

貧しい人とは、たくさんの物をほしがる人。大事なのは所有することではありません。与えることなのです。

ホセムヒカ

参考:http://cacaca.jp/knowledge/11089/

5日、来日してすぐムヒカ氏はフジテレビを訪れました。迎えたのは、安藤優子アナウンサー。ムヒカ氏の目に、日本はどう映ったのでしょうか?安藤アナウンサーが、日本人の幸せについても聞いていました。

安藤優子アナウンサー
「これまで見た日本はいかがですか?」
ホセ・ムヒカ氏
「2つです。1つは優しさ。(もう一つは)あちこちで見るテクノロジーに感動しました。」
安藤優子アナウンサー
「今回、日本では、なにをご覧になりたいですか。」
ホセ・ムヒカ氏
「若い人々の内面を見てみたいですね。幸せを感じているのか。なぜかというと、日本は近代的だからです。たちまち西欧化しましたから、技術的にとても進歩した国なので、このことを問いたいと思います。」
安藤優子アナウンサー
「これまでに、日本人をご覧になったと思いますが、わたしたちは幸せそうに見えますか?」
ホセ・ムヒカ氏
「僕には、そう見えているね」
安藤優子アナウンサー
「世界で一番貧しい大統領と呼ばれたことは、どう思っていますか?」
ホセ・ムヒカ氏
「それは、誤解なさっている。貧しい人とは、たくさんの物をほしがる人。大事なのは所有することではありません。与えることなのです。

家族がいれば、家族のために戦うのは当然

ホセムヒカ夫妻

参考:http://tabizine.jp/2015/01/13/28086/

7日、東京都内の大学で講演を行った際に、学生から「自分の家族だけを良い目に合わせたいという気持ちが、貧困を生んでしまうのかなと思っています。」という質問がありました。

それに対してムヒカ氏は、以下のように話しています。

「恐れる必要はありません。家族がいれば家族のために戦うのは当然です。しかし、その上で、他の人のために戦うことだってできるはずです。」

「例えばわたしは自分のパートナーとともに世直しに挑みました。そのため子供をもつ余裕なんてありませんでした。わたしが住む小さい町にはっ様々な困難から学校に通えない子供たちが大勢います。わたしたちは、彼らのために学校を作り国に譲ろうと戦っています。つまり、わたしには子供がいませんが、実はいるのです。」

学生の質問に対して、一度、相手の意見を肯定してから、自分の話をするところにムヒカ氏の人柄の良さを感じました。

この言葉のように、世界から消えない貧困は、家族や隣人を愛し支えることが解決につながり、さらにそれは誰にでもできることだということを伝え続けています。

人間は馬鹿げたことをするものなんだ。倫理観が欠如すると悲劇を生む

ホセムヒカ

参考:http://www.huffingtonpost.jp/

11日、広島を訪れたムヒカ氏は、「わたしは日本に来て広島を訪問しないことは日本の歴史にに対する冒涜だと思っています。」と話します。

広島はムヒカ氏が10歳のときに原爆が投下された街。

広島平和記念資料館を訪れ、当時の資料や写真を初めて目にしたムヒカ氏。言葉を詰まらせながらこう語りました。

「人間は馬鹿げたことをするものなんだ。科学には、まだ多くの使命が残されているが、倫理観が欠如すると悲劇を生むのです。」

自分の生きたいように生きることがわたしたちにとっての幸せ

ホセムヒカ

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160401-00000008-asahik-soci.view-000

5日、フジテレビでの安藤優子アナウンサーのインタビューの中の言葉。

「幸せとはなんでしょうか?」という安藤アナウンサーの問いに、「考えて行動するのではなく、自分の生きたいように生きることがわたしたちにとっての幸せなのです。」と話しました。

安藤アナウンサーはムヒカ氏へのインタビューを終えて、「ものを所有することが、どれだけ虚しいことなのか、高価なものを手に入れるために、齷齪、働いて気がついたら自分が老いてしまっていた。こんなに、つまらないことはないじゃないか、ということを色々な言葉で伝えてくれた」と言っています。

ホセ・ムヒカ氏の言葉は、なぜ心に響くのか

ホセムヒカ

参考:http://newclassic.jp/5422

日本人に、幸せとは何かを問い続けた世界一貧しい大統領。彼の言葉に、なぜ人々は心うたれるのでしょうか。

自分が、全く所有しない生活を実践しているから説得力があるのは、もちろん、ムヒカ氏は政治的にも活躍しています。

中南米の人は、政権をとると、強烈な反米になったり、独裁的になったりしやすいのですが、そういうことが、全くありません。キューバのカストロ氏とオバマ氏の仲を取りもつこともしており、2014年の国交回復に一役かっています。

理想ばかり言われても心に響かないが、そこにきちんと現実があるので ムヒカ氏の言葉は心に響くのかもしれません。

世界一こころ豊かな大統領

ムヒカ氏は、世界一貧しい大統領と言われているが、彼を世界一こころ豊かな大統領だという人もたくさんいます。

物や、所有欲に支配されることのないムヒカ氏は、言葉にも飾り気がなく、ストレートな言葉が多いので心に届くのでしょう。

「物を持ちすぎると幸福度が下がる」は、本当か?

ムヒカ氏が「貧しい人とは、たくさんの物をほしがる人」と話していましたが、実際に、日本でもお金と幸福度に関する研究がされています。

研究を行ったのは、大阪大学の筒井義郎教授。

この研究では、ある一定の世帯年収までは、お金を得られると幸せを感じられるが、一定のラインを超えると幸福度が下がるという結果が出ています。

参考:アンケート調査による幸福感の解明

若いときに欲しがることは、頑張る糧になることもあるので悪いことではないですが、それを超えても、まだ欲しがり続けることは幸せではなく、所有することに振り回されているだけなのかもしれません。

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直撃LIVEグッディ!

参考:http://www.fujitv.co.jp/goody/

番組名 直撃LIVEグッディ!
放送日 2016年4月11日放送
詳細 ウルグアイ前大統領ムヒカ氏・心に訴えるその言葉とは…
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