あのニュースで得する人損する人で、冷凍したお肉をたった5分で自然解凍する方法を紹介していたのでやってみました。
冷凍したお肉やお魚を自然解凍しようとすると、通常5~6時間と非常に時間がかかるし、電子レンジを使うと、ところどころに火が入ってしまうなんてことも。この方法なら、短い時間でムラなく解凍できます。
【用意するもの】冷凍肉を早く自然解凍する方法
アルミ鍋 | 2個 |
---|---|
水 | 鍋底から3cmほど |
冷凍肉 | 解凍したい分だけ |
※ 番組では、200gくらいの冷凍肉を使っていましたが、我が家は今晩、唐揚げなので鶏モモ肉を600g(自然解凍なら、半日以上かかる量)解凍します。
【ポイント】アルミは熱伝導率が高い
一般家庭にある鍋でいうと「アルミ」「鉄」「ステンレス」があり、その中でアルミが一番熱を伝えやすい。今回の解凍方法は、熱伝導を利用するので、アルミの鍋が一番、早く解凍できますが、なければ他の鍋で代用しても大丈夫です。
わたしは、アルミ鍋がないので、ステンレスの鍋とホーローのバットで代用しました。
冷凍肉を早く自然解凍する方法
お鍋の中に、鍋底から3cm程度の水を入れる
お鍋の中に、鍋底から3cm程度の水を入れます。
【ポイント】お湯ではなく、水を使う
水よりもお湯を使った方が、早く解凍できそうな気がしますが、肉に火が通ってしまう恐れもあるので常温の水がベスト。
もうひとつのお鍋をひっくり返し、その上に冷凍肉、水を入れた鍋を置く
もうひとつのお鍋をひっくり返し(わたしの場合はバット)、その上にラップに包んだ冷凍肉を置く。その上に、水を入れた鍋を置くだけ。
【ポイント】冷凍する時に、平らになるようにしておくと、より早く解凍できる
鍋が接地する面積がとても大切。接地する面積が大きいほど、熱が伝わりやすく早く解凍できるので、冷凍する時に、平らになるよう意識しておくといい。
本当に早く解凍できました
鶏モモ肉600gが1時間で解凍できました。番組では、200gくらいのお肉を使っていたので5分で解凍できていましたが、さすがに、鶏モモ肉600gは5分では無理でした。
完全に中まで、ムラなく解凍できています。
肉の厚さや大きさ、気温などで解凍時間も変わるので、様子を見ながら行うのが良いと思います。普段なら半日くらいかかるので、かなりの時短になった。
他にも、アルミの鍋がなかったり、お肉の厚みがあったり、肉と鍋の接地面が平らでなかったりと、条件が悪かったわりに早く解凍できたと思う。
なぜ、鍋を重ねるだけで解凍できたのか
参考:http://www.ntv.co.jp/tokuson/oa/index.html
なぜ、鍋を重ねるだけで解凍できたのでしょう。
学研科学創造研究所所長、湯本博文先生によると、冷凍肉が早く解凍できた仕組みは、熱伝導の性質をうまく利用したため。
熱伝導とは、温度の高い部分から低い部分へ熱が移動する性質のこと。
最近では、熱伝導を利用したアイスクリーム用のスプーンが人気ですよね。これは、人間の体温がスプーンに伝わり、その熱が温度の低いアイスへ移動するので、カチカチに冷えたアイスがすくいやすくなります。
今回の冷凍肉の場合は、冷凍肉よりも温度が高いお鍋の水や外気の熱がアルミのお鍋に伝わり、その熱が冷凍肉に移動したことで、早く解凍できたそう。
【おすすめ】食品保存に関する記事はこちら
information
あのニュースで得する人損する人
参考:http://www.ntv.co.jp/tokuson/
番組名 | あのニュースで得する人損する人 |
---|---|
放送日 | 2016年4月14日放送 |
詳細 | 坂上忍の“あのお役立ちテクって得ワザ!?損ワザ!?” |
コメント